若い 頃、すぐ氾濫 川 のそば に住んで て、
記録的 な大雨 のあと冠水 した道路 に
大量 のフナ がじっと 死ぬのを
待ってるように浅い 水溜り
たまらない 気持ちになり、
バケツ に 片っ端から すくい上げ戻しに 行く 、
と言うのを何往復 も繰り返して いて、
道端 のおっさん が
「あんた何してんの」と声をかけてきて、
フナを川に戻して ます、
と言うと二往復くらいバケツを持つのを手伝って くれて、
「あんたいつかフナが恩返し に来てくれるよ」と声をかけられ、
(フナがいつか恩返し に来てくれるのか)と
漠然と 心にずっと残ってたのだけど、
最近ふと夫 の誕生日が2月7日で
「フナの日」であることに気づいて
夫に「あの時のフナなの？」と震え ながら聞いて いる。
わか い [若 い wakai ころ [頃 · 比 koro すぐ [直 ぐ sugu はんらん [氾 濫 hanran かわ [川 · 河 kawa そば [側 soba す む [住 む sumu きろくてき [記 録 的 kirokuteki おおあめ [ 大 雨 ooame ] 큰비 ※ 국어 상식 「큰비」 - 1단어라 붙여 씀. あと [後 ato かんすい [冠 水 kansui どうろ [道 路 douro たいりょう [大 量 tairyou フナ huna じっと zitto 꼼짝 않고. 가만히; 꾹; 지그시. ( 몸이나 시선을 움직이지 않는 모양) し ぬ [死 ぬ sinu あさ い [浅 い asai みずたまり [水 たまり· 水 溜 ま )り mizutamari ] 웅덩이. 물웅덩이. 물이 괴어 있는 곳 たまらない [堪 らない tamaranaiバケツ かたっぱしから [片 っ端 から katappasi kara かたっぱし [片 っぱし· 片 っ端 katappasi すくいあ げる [すくい上 げる · 掬 い上 げる sukuiageru すく う [掬 う· 抄 う sukuu あ げる [上 げる ageru もど す [戻 す modosu おうふく [往 復 ouhuku くりかえ す [繰 り )返 す kurikaesu く る [繰 る kuru かえ す [返 す kaesu みちばた [道 端 mitibata おっさん こえをかける [声 を掛 ける koe wo kakeru てつだ う [手 伝 う tetudau おんがえし [恩 返 し ongaesi ばくぜんと [漠 然 と bakuzen to ばくぜん [漠 然 bakuzen ふと [不 図 huto おっと [夫 · 良 人 otto しゅじん [主 人 syuuzin きづ く [気 付 く kiduku ふる える [震 える hurueru き く [聞 く kiku
若 わか い 頃 ころ 、すぐ 氾濫 はんらん する 川 かわ のそばに 住 す んでて、 記録 きろく 的 てき な 大雨 おおあめ のあと 冠水 かんすい した 道路 どうろ に 大量 たいりょう のフナがじっと 死 し ぬのを 待 ま ってるように 浅 あさ い 水 みず 溜 たま りの 中 なか にいて、 たまらない 気持 きも ちになり、 バケツに 片 かた っ 端 ぱし からすくい 上 あ げては 川 かわ に 戻 もど しに 行 い く、 と 言 い うのを 何 なに 往復 おうふく も 繰 く り 返 かえ していて、 道端 みちばた のおっさんが 「あんた 何 なに してんの」と 声 こえ をかけてきて、 フナを 川 かわ に 戻 もど してます、 と 言 い うと 二 に 往復 おうふく くらいバケツを 持 も つのを 手伝 てつだ ってくれて、 「あんたいつかフナが 恩返 おんがえ しに 来 き てくれるよ」と 声 こえ をかけられ、 (フナがいつか 恩返 おんがえ しに 来 き てくれるのか)と 漠然 ばくぜん と 心 こころ にずっと 残 のこ ってたのだけど、 最近 さいきん ふと 夫 おっと の 誕生 たんじょう 日 び が 2月 にがつ 7日 なのか で 「フナの 日 ひ 」であることに 気 き づいて (あっ！！)と 思 おも い、 夫 おっと に「あの 時 とき のフナなの？」と 震 ふる えながら 聞 き いている。
